つまらない者ですがっ

日々の日記の代わりに何かあったことを綴っていきたいと思います。

リスペリドン

窒息事故で入院していた利用者の退院が延期になった。理由は暴力行為や服薬拒否が再発したから。というのももともとこの人は精神病患者で精神薬を使っていた。理由はさっき述べた通り暴力行為があるから。精神薬を使用するとそのこうな行為が抑えられるが代わりに無気力になったり失禁や歩行不安定、嚥下不良なんかの副作用が起こることがある。この利用者は主に嚥下不良の症状が強く毎日のように食べ物を詰まらせ吸引を行っていた。(この時点でおかしいが…)なのでいつか窒息で死ぬんじゃないかと現場の人間はみんな思って訴えていたが上は一向に対処をせずに起こるべくして窒息事故が起きた。

幸い死なずに搬送され状態は回復はした。病院では精神薬は飲ませなかったようで嚥下機能や歩行状態などは上昇したが今度は暴力行為などの問題行動が再び起こるようになったのだ。

正直こんな毎食食べ物を詰まらせるような人を世話するのは怖いし、それでも何かあれば現場の責任になる。病院はこっちの施設で”ご本人の意見に沿って人間らしい生活”をしてほしいらしく早く退院させようとする。だが前述したような状態で薬を使っても使わなくても問題が発生するのなら正直ここでは観きれない。

みんな建前上は”その人の為”だがめんどくさい利用者は早くいなくなってほしいのだ。まさに”ゴミの押し付け合い”である。最近来た利用者も「家族の家に泊まる。」と騙されこの施設にやってきた。結構大変な人だが入居させてしまえば後は施設側に丸投げできるので関係ない。

この業界とにかく面倒事をきれいな言葉で見繕って相手にぶん投げて丸め込めるかの勝負なのだ。