つまらない者ですがっ

日々の日記の代わりに何かあったことを綴っていきたいと思います。

弱男

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前に話題になってた弱者男性合コン、いつの間にか開催されていたんか。10万払ってその合コンの様子を高い所から見るVIP席なんて趣味の悪い事もやっていたりと色々物議を醸しだしていたみたいだけど今回は記事の後半の方の感想。

記事の中に「“男らしさ”の呪縛で助けを求められない男性たち」という話がある。私は仕事がら貧困や障害など社会的にハンディキャップを背負った人たちとかかわることが多いがこの”助けを求められない~”というやつを聞いて思い出した入居者がいる。独居の男性で電気もガスも止まった家に住み買っている犬が入って来れるよう冬でもドアが開いている家に住んでいた。ガスが無いのでカセットコンロで暖を取っており度々火の不始末を起こす為近所でも問題視されており行政が動いてうちの施設に来た。学校にも通っていなかったようで多分字もかけない。アル中で自分は天皇の血筋だとか下らない嘘をついたり何か少しでも気に入らないことがあると職員どころか他の入居者に対しても大きな声で恫喝したりと毎日のようにトラブルを起こす。その度フォローに入ったりしなければならない。常に虚言を自分を着飾り何かあればばすべて相手が悪いと他責志向で憎たらしい事ばかりをいう。私はこの人が大嫌いだった。

ある日事件が起きた。他の入居者に手を上げケガをさせたのだ。彼の言い分はよくわからないが自分はいつも人の為に動いている、我慢している、今回の事もすべて相手が悪い、自分は悪くないみたいなことを言っていたようだ。行政の人も入り「自分は一人でやっていける、こんな所はにはいられない。」と本人の希望で最終的に施設を出て家に戻る事となった。風の噂では結局彼は一人でやっていくことは出来なかったらしく別の施設で世話になっているらしい。
世の中には所謂弱者であっても助けたくなくなるような人がいる。何もできないのにプライドだけは高く他責志向。どんな状況にあっても彼らは助けを求めない。分不相応なプライドが邪魔をして人を頼れないのだ。親切にしても仇で返すのでいずれは誰も寄り付かなくなる。本当の弱者は”かわいそう”とすら思われない。
日本はいい国だ。こういう人でも行政が手取り足取り下手になってかいがいしく面倒を見てくれる。私も人の事は言えないがせめて素直で可愛げのある爺くらいにはなっておかなければ。

たとえ状況が同じでも可愛くないものは助けたくない。