つまらない者ですがっ

日々の日記の代わりに何かあったことを綴っていきたいと思います。

忘れ物

子供のころの自分はなぜか自分が社会人になることはなく永遠に学生生活が続くような気がしていた。そんな訳は無いのだが大人になって働いている自分の姿が想像がつかなかったのだ。

こうして大人と言われる年齢を越してみるとあの子供のころの時間って夢だったんじゃないかと思えるほど短かった。その短い中で何かに打ち込んだり全力で生きることが出来なかった大人はそこに”忘れ物”をしたような気持ちに生涯にわたって苛まれることになる。

私は子供の頃からやりたいことも特になく何かに特別打ち込んだこともない。頭も悪かったし運動も出来なかった。だからと言って不良だったわけでもなく、面白い奴だったかというとそんなことはない。いじめられていた訳ではないが何となく存在感が無く軽んじられ空気みたいなやつ。今の今まで大きな失敗も小さな成功もなく、ただ数十年寝て過ごしていたのだ。

もうじき年度が終わる時期。4月から新社会人になる方も沢山いるはず。これから何十年と続く社会人生活に忘れ物はないだろうか。